第110回定例研修会は11月15日(土)県電ホールで行われました。
今回は「各施設のSSTの紹介」を鮫島病院と内村病院にしていただきました。
鮫島病院は「1日のタイムスケジュール」というテーマで、毎日の病院での様子を会場で再現されました。スタッフはいつものスポーツウェアを着て、朝のスタッフミーティングから夕方のミーティングまで紹介されました。ミーティングで一人ひとりの患者様の情報を各病棟の代表者全員で共有した後グループワークにつながっていくという毎日朝から夕方までSSTづくしの病院だということがよくわかりました。20年以上も続けていらっしゃる努力のたまものなんですね。
内村病院は、病棟のSST,小グループ、デイケアSSTそれぞれどんなSSTを行っているのかを写真を見ながらわかりやすく話していただきました。メンバーアセスメントの工夫やセッションで絵カードを用いて場面の理解に役立てる工夫、出席カードや通信を用いた般化の工夫などもためになりました。担当しているスタッフに事例を報告していただき、その後検討課題を3つ出してもらって会場の全員で話し合いをするという有意義な時間も作っていただきました。認定講師の瀬戸口さんが毎月1回勤務時間外にSSTについてのスタッフの相談を受けていらっしゃるそうで,20年以上の努力の積み重ねが現在の内村病院のSSTを作ってこられたのですね。